tarobee8のブログ(戯言)

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和食が手に入らない

2021年11月25日

西鋭夫のフーヴァーレポートより

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スタンフォードのお寿司屋さん


私はいろいろな食べ物を食べますが、一番好きなのは和食です。アメリカでも和食は大人気です。しかしアメリカの和食は高い。

日本も高いが比べ物にならないくらい高い。だが残念なことに、高くとも、本当に美味しい和食はなかなかお目にかかれない。

例えばスタンフォード大学の近くにあるお寿司屋さんですが、家族で行って握りずしを注文しました。

そうすると、どうも見た目が美しくないのです。

はしを持ってお寿司を取り上げ、しょうゆにちょっとつけようと思ったが矢先、シャリはすぐに土砂崩れを起こして、バラバラとお皿に落下しました。

よく見ると握り方を知らないから、ただ固めた、という感じです。

シャリも1週間ぐらい経っているのではないかという感じです。

高いお金を払って、すし職人2人、若いお兄ちゃんに「ご馳走様」と言ったら、きょとんとしていました。

日本語を知らないのです。

東洋人の顔をしていたら和食のすし職人としてこのスタンフォードで仕事がある。

見せかけですが、アメリカで和食はそれほどの人気なのです。



和食の美しさ

世界中で人気のある和食ですが、アメリカはもとより、世界各国どこへ行っても、さらには日本国内であっても、
本物の和食に出会うことが一気に難しくなりました。

まず日本人ですが、一般的に和食をほとんど食べなくなりました。

ピザやスパゲッティを食べたりしています。中華料理もあるだろうし、フランス料理などもあるでしょう。

でも皆さん、和食と比べてみて下さい。

盛り付け方、飾り付けがどれだけ美しく、美を追求してきた食べ物かが分かります。

美だけではなく、栄養という点でも抜きん出て優れています。

美と健康の二つを追求するこの美学は世界的ブランドです。

これを売るべきです。安くしなくたって良い。


日本の美を継承する

接待する必要がある時、日本では大抵和食です。スパゲティで接待などありません。
それほど日本の和食は美学の世界です。

おいしいし、私たちは目でも食べますから、美しさを追求した和食を目の前にすると、畏敬の念をも持ちます。

その和食が危機に瀕しております。

問題の一つは食材です。遺伝子組み換え食材で、本物の味を出すことは出来ない。

和食には、日本の優れた農家が作った農作物が必要不可欠です。

日本の漁師たちが目利きした魚が、酪農家たちが丁寧に育てた牛や豚、鳥がどうしても必要です。

私は和食を応援しています。

ユネスコなどに認められなくても、日本人が認めていますから放っておいたらどうでしょう。

登録するとお金だけ取られるでしょう。


西鋭夫のフーヴァーレポート
2016年9月下旬号「アメリカの食文化支配」-8

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引用終了

ご参考までに