tarobee8のブログ(戯言)

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七夕

今夜は「七夕」です。
が、これは旧暦の7月7日の七夕を無理やりに新暦の7月7日に組み込んだだけです。
新暦の7月7日は梅雨の最中です。これでは晴れるのが不思議です。
あっしは旧暦の七夕が好きです。
旧暦の7月7日が本来の七夕です。今年の七夕は新暦の8月4日です。
これも月の関係で毎年違った日になりますが、旧暦の7月は毎年同じですので。
旧暦の15日は満月ですので、7日は上弦前の月が出ていることになります。
旧暦の7月7日は上弦前の月が天の川の西にいて、夕方は織姫と彦星は東の空にいます。
真夜中に月が沈んで辺りは真っ暗になり、織姫と彦星は天頂付近に浮かび上がります。
七夕のハイライトです。
白鳥座は七夕伝説では「かささぎ」です。織姫のいる天の川の北側に彦星を乗せて
連れて行ってくれるとか。でも実際の星空ではそのようなことは起こりませんが。
織姫のお父さんの天帝は北極星に当ります。昔の中国では
川の北側は高貴な人が住む。川の南側は庶民が住むとなっていたようです。
彦星は庶民なので川の南側に住んでいます。織姫は川の北側に住んでいます。
天帝も同じくです。

七夕のハイライトは小さい子供は寝ている時間です。この時間に起きているのは
10数歳以上の大人たちです。江戸時代は街灯がなくて月が沈むと真っ暗でした。
大人たちは織姫と彦星にあやかってデートを楽しんでいたのかも知れませんね。
若い男女にとっては愛の告白の夜だたのかも知れません。
いつの時代もこういった愛の告白のイベントがあったのでしょう。
七夕伝説が定着した江戸時代は平和な時代でした。江戸時代は色々と悪く言われていますが、
男女が平和に愛を語るのも平和であったこそです。
江戸時代は現代よりもそういった点で恵まれていたのかも知れませんね。