tarobee8のブログ(戯言)

このページの右下に年月別のアーカイブのリンクがあります。

怪談(本当にあった怖い話)

私が親戚の病院に勤務していた時の事です。当時、夜学で正看の学校に通っていて昼間は働いて夕方から看護学校に通っていました。
1週間に1回くらい深夜勤務がありました。1983年の事だったと記憶しています。
重症の患者さんが多くて1時間に1度の巡室と何かあれば駆けつける、ナースコールがあれば出て部屋に行く・・・の繰り返し。仮眠はなし。
ある深夜勤の時に午前2時半に巡室を終えて合い方の看護師さんとカウンターに腕と頭を置いてウツラウツラしていると目の前の廊下を人がスーッと通りすぎました。
歩くのよりも早く走るのよりも遅くで、普通人が歩いたら体が上下方向に揺れますが、揺れずにスーッと通って左側の給湯室かトイレの方向に向かったようです。
この夜中に誰だろうと給湯室に行くも誰も居らず、トイレにも誰も居らず。付近の病室はみな患者さんが眠っています。中には生命維持装置を付けた患者さんもいて、
空室はなかったです。「いったい誰なんだろう?」と思い無事に勤務を終えて帰宅して、翌朝出勤すると昨夜、容態が急変して1人亡くなったそうです。
そしてまたある深夜勤の時に同じ場面に遭遇しました。今度も探しても誰もいませんでした。
朝、勤務を終えて帰宅して翌朝出勤すると昨日、容態が急変して1人亡くなったそうです。
そう言う事が9回ありました。みな見てから24時間以内か長くて48時間以内に亡くなっています。
テレビの「日本まんが昔話」で三陸地方で夜魂が人の体から抜けて行くのを多数目撃した人がいて、2日後に大津波が着て大勢亡くなったそうです。その時にある老人が「人は死ぬ2日前に魂が身体から抜けてお世話になった人や親しい人に挨拶に行くのだ」と言っていました。
私が見たのはそれだったのだと数回見た後に思いました。そしてとうとう10回目に遭遇しました。今度は1人ではなくて2人です。1人通ってしばらくして2人目が通りました。
翌朝出勤すると1人急変して亡くなったそうです。が、2人でなくて1人です。そして翌朝出勤すると昨日私が退勤した後で1人容態が急変して亡くなったそうです。
48時間以内です。怖くなりました。もしかしたらいつかは自分が目の前をスーッと通る(ドッペルベンガーと呼ばれていて自分の霊を見たら必ずすぐに死ぬそうです)ではないかと。
そして同僚に話しました。同僚は「いい事を教えてくれた。今度見たら教えてね。そのつもりでいるから」と笑顔で話していました。
でもそれ以来ピッタリ見なくなりました。人に話すと霊感が消えるようです。
それで今も私は生きています。
ウソのような本当の話です。

今は別の意味での霊感があります。故人が夢に出て来て何らかの暗示を与えてくれたり、予知夢を見たりしています。ご先祖さまや天から守られているような気がします。