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NWOの押し付けは失敗に終わる

プーチン大統領の演説。2022年7月7日より。

プーチン大統領の冒頭演説(2022年7月7日、抜粋)】
西側諸国が、対ロシア戦の新たな段階、わが国を封じ込める新たな段階に進むために紛争を誘発しようとしたのであれば、それはある程度成功したと言えるでしょう。戦争が起こされ、制裁が行われましたから。
通常であれば、おそらくこれを達成するのは難しいでしょう。
 しかし、ここではっきりさせておきたいことがあります。なぜなら、この作戦は、アメリカ型の世界秩序の根本的な崩壊の始まりを意味するものでもあるからです。これは、リベラル・グローバリズムアメリカの自己中心主義から、真の多極化した世界への移行の始まりです。
この世界は、誰かが自分たちの必要から作り上げた利己的なルールではなく、その裏には覇権争いしかないのです。
偽善的なダブルスタンダードでもなく、国際法と国家や文明の真の主権、独自の価値と伝統をもって歴史的運命を生き、民主主義と正義と平等に基づいて協力する彼らの意思に基づいているのです。
誰もが、このプロセスは止めることができないことを理解すべきです。歴史の流れは止められないものであり、西洋の連中が、新世界秩序を世界の他の地域に押し付けようとする試みはもはや失敗に終わりました。
同時に、私は、米国や欧州をはじめ、他の大陸や他の国々にも多くの支持者がいることを、ここで強調したいと思います。そして、支持者は間違いなくもっと増えるでしょう。
繰り返しになりますが、米国の衛星国である国々でさえ、支配エリートが支配者に盲従することは、原則として、必ずしも国益と一致しません。
ほとんどの場合、単純に、さらには根本的に矛盾しているという事実が広まってきているのです。やがて、誰もがこのような社会的感情の高まりに直面することになるでしょう。
今日、これらの支配エリートは、私たちの目の前で、国民の意識を操作する事に躍起になっています。
超国家主義グローバリズムを掲げる欧米諸国の支配層は、自分たちの政策が現実、常識、真実からますますかけ離れていることに気づき、公然と専制的な手法に頼り始めているからです。
かつて、言論の自由多元主義、反対意見の尊重といった民主主義の原則を宣言した西側諸国は、今やその真逆の全体主義に堕落しています。それは、検閲、メディアの言論統制、ジャーナリストや公人への恣意的な扱いなどです。
この種の禁止事項は、情報空間だけでなく、政治、文化、教育、芸術など、欧米諸国の公共生活のあらゆる領域に及んでいます。
そして、彼らはこれを世界に押し付けているのです。
悪名高い禁止事項が蔓延するキャンセルカルチャーを含め、全体主義自由主義のモデル、このモデルを押し付けようとしているのです。
しかし、真実と現実は、これらの国のほとんどの国民がこのような生活や未来を望んでおらず、形式的な見せかけの主権を本当に望んでいないことです。彼らは実質的な、本当の主権を望んでおり、ただひざまずくこと、自分を特別視する人々の前で恥をかくこと、自分たちに不利益にさえなっている利益に奉仕することに疲れているだけなのです。
今日、私たちは、彼らが戦場で私たちを打ち負かしたいのだと聞いています。さて、どう言えばいいのでしょう。やってみせてください。西側諸国が我々と「最後のウクライナ人まで」戦おうとしていることは、すでによく耳にするところです。これはウクライナ国民にとって悲劇ですが、どうやら、そういう方向に進んでいるようです。しかし、大体において、我々はまだ本格的に何かを始めていないことを、誰もが知っているはずです。
ー州議会指導者・党派長との会談よりー