tarobee8のブログ(戯言)

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ファーウェイ製スマホの危険性

nウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00186/20230310100000106529
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深田萌絵
世界とITのヤバい話
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●ファーウェイ製スマホの危険性

ファーウェイ製スマホが昨年ごろから急に強制終了するという問題が指摘されている。

3月2日に報道された三立新聞によると、ファーウェイ製のスマホを利用している中国人らが、ある有名な監視システムを搭載した橋の写真を撮ったとしたところ、スマホが数秒後にシャットダウンされ、再起動後にその写真は削除されていた。

再起動後に、また写真を撮ろうと橋の監視システムに焦点を合わせると、また電源が落ちる。再起動後には、写真が再び消えるという謎の症状に苛まれたが、原因はスマホの電源ではないという。

一部では単なるバグだという指摘もあるが、そうだとは考えにくい。

以前に、中国に頻繁に渡航していたが、中国の大手テック企業との打ち合わせで幹部が「リアルタイムにスマホユーザーがどこで何をしているのかをトラッキングしているシステムを習近平主席に見せた」と語っていた。

そのシステムを利用すれば、ネットワーク経由で遠隔地にある中国のスマホユーザーの会話も聞け、カメラからの様子も見えるという。

そのシステムを利用すれば、どこにスマホのユーザーがいて、禁止されている対象物の写真を撮ろうとしているかどうかということまで知ることはできる。

問題は、そういった技術はソフトウェアのみではなく、ハードウェア、いわゆるチップが絡んでいるという点だ。

ファーウェイ製チップの設計を行なっているのは、ファーウェイの子会社ハイシリコンだ。
ハイシリコン製のチップはTSMCとSMICが製造してきた。

ただし、2020年に、米国はTSMCにファーウェイに対してチップを輸出しないように求めたため、ファーウェイは半導体工場を中国国内で建設を始めたという。その一部には、4ナノ工場の建設も機密事項として着手されているという。

既に、世界の5G製品のなかには、ハイシリコンが設計したチップが他社製品として紛れ込んでいるものも多く、セキュリティの課題は深刻な状態だ。

それに加えて、半導体不足が解消される前にファーウェイ製のチップが世界で販売開始となれば、あっという間に広がっていくリスクがある。その背景には、半導体不足で普段は商社を介していた企業までもが、深セン半導体闇市場で調達を始めるようになったからだ。

更なる懸念は、ファーウェイとTSMCの関係の深さである。
TSMC製のチップに依頼していない機能が含まれていたことが米政府関係者の間で認められている。TSMCはチップの製造に際して、関連会社を通じて設計にも一部関わってくるので、それが可能となるのだ。

私たちが利用しているスマホのなかに含まれているTSMC製造チップに、中国人が体験したような機能が含まれていないとは限らないわけである。

仮に、そういった機能が含まれているとすれば、解放軍が攻めてきたときに証拠写真を撮ろうとしてもスマホの電源が落ちたり、写真が消えたりという現象に見舞われるリスクはある。

半導体チップが自国企業で製造できないというのは、そういったリスクを抱え続けることになるというわけだが、腐敗した政治は防げるリスクを拡大することに勤めている。

https://tw.news.yahoo.com/%E5%B8%82%E6%B0%91%E6%8B%BF%E8%8F%AF%E7%82%BA%E6%89%8B%E6%A9%9F%E6%8B%8D%E5%8C%97%E4%BA%AC%E7%9F%A5%E5%90%8D%E5%A4%A7%E6%A9%8B%E7%AB%9F-%E8%87%AA%E5%8B%95%E9%97%9C%E6%A9%9F-%E9%96%8B%E6%A9%9F%E5%BE%8C%E7%85%A7%E7%89%87%E8%A2%AB%E6%B6%88%E5%A4%B1-051012881.html
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