tarobee8のブログ(戯言)

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ダボス会議に潜むグローバリストの正体 Part2(長文注意)

 

9月28日から9月30日のメールです。

 

金子です、こんにちは。

今日は9日間でダボス会議の真実を解説するメール講座の《第4講》です。

前号では、グローバリストの推進する環境グローバリズムの総本山である『ローマクラブ』について詳しく取り上げ、

などを紹介してきました。

今日は、ローマクラブの『成長の限界』の思想が、国連の『SDGs』、そしてダボス会議の『グレートリセット』へと発展して今に至る流れについてざっと解説していきます。

ローマクラブはただの環境シンクタンクなどではない

1972年ローマクラブが発刊した『成長の限界』が提起した人口問題に対応するためカーター政権で『グローバル2000報告書』が発表されます。

このレポートは、2000年には世界人口を支える資源は地球上には存在しないと予測し、アメリカの人口は2050年までに1億人削減されるべき」と提言するもので大きな波紋を呼びました。

このレポートの執筆責任者は直前まで国務長官だったサイラス・ヴァンスという人物です。

サイラス・ヴァンス

ヴァンスは、外交問題評議会ビルダーバーグ会議、三極委員会(いずれも『円卓会議』の下部組織)の主要なメンバーであったことから、グローバリスト勢力から大きな役割を与えられていたことがわかります。

そして、彼にはもう1つ知られざる肩書きがありました。それが「ローマクラブの会員」だったのです。

ローマクラブはただの環境シンクタンクなどではありません。

グローバリストがバックに鎮座する環境グローバリズムと人口抑制策の推進をミッションとした彼らの手駒(フロント組織)なのです。

国連に潜入したグローバリストの代理人

さらに...デイヴィッド・ロックフェラーを団長とするグローバリスト勢力は地球温暖化という環境グローバリズムを世界中に受け入れさせ、彼らの悲願である「人口抑制政策」を推進するために、国連に一人の代理人を潜り込ませます

それがモーリス・ストロングです。彼はロックフェラー家の助けを得て、実業家として大きな成功を遂げた人物で、のちにロックフェラー財団の理事を務めるほど彼らと密接なステイクホルダーであり、彼らの忠実な代理人でした。

モーリス・ストロング

ストロングは、国連人間環境会議の事務総長、UNEPの事務局長、IPCC設立者、リオ地球サミット議長など国連の数多くの環境関連組織の要職を歴任しました。

ストロングはローマクラブの『成長の限界』というイデオロギーを引き継ぎ、国連を使って世界に環境グローバリズムを力強く推進していきます。

1991年にリオサミットで採択された『国連アジェンダ21は彼の情熱の結晶から生まれたものであり、このなかで彼は「持続可能な社会」という概念を発明し、「化石燃料中心の社会は制限されるべきだ」と提唱しました。

ローマクラブ、SDGs、そしてグレートリセット

このアジェンダ21は20年が経過する頃には『2030アジェンダと呼ばれるようになり、2015年には今世界中で展開されている持続可能な開発目標SDGsへと発展しました。

『ローマクラブ』はこの時点で役割を終え、弟分のダボス会議』が兄の代わりに、彼らの環境グローバリズムを引き継ぎます。

そして、グローバリストの主要アジェンダ(計画)である「人口抑制策」と「温暖化の問題(現在の気候変動と脱炭素)」は、2020年、ダボスのシュワブ会長によってグレートリセットというおどろおどろしい名前のイデオロギーに吸収・統合されて今に至ります。

少し長くなりましたが、『ローマクラブ』は環境グローバリズムの生みの親であり現在でも脱炭素推進の総本山ですから、今日お話したことは頭の片隅に置いておいてくだい。

では、次回からいよいよ本メール講座の本丸であるダボス会議』とその背後に潜むグローバリストの実態について切り込んでいきますね!

金子です、こんにちは。

今日は9日間でダボス会議の真実を解説するメール講座の《第5講》です。

前号では、世界的な環境シンクタンク『ローマクラブ』について詳しく取り上げました。

具体的には...

などを紹介してきました。

今日からは『ローマクラブ』と兄弟関係にあるグローバリスト実行部隊『ダボス会議』の本質を深堀していきます。

ダボス会議』とは何か?

ダボス会議』とは、スイスの田舎町ダボスに年に1回、世界中から特権階級エリートたちが大集結する国際会議で、主催しているのが世界経済フォーラムです。

この世界経済フォーラム(=ダボス会議)は、グローバリスト勢力のフロント機関のひとつで、彼ら特権階級エリートたちの未来ビジョンを実現するための「実行部隊」の代表格です。

すでにお話したとおり、グローバリストの「フロント機関(実行部隊)」には、前回まで詳しく取り上げたローマクラブの他、古くはCFR(外交問題評議会)、RIIA(チャタムハウス)、三極委員会、ビルダーバーグ会議などがあり、国連や世界銀行IMF、WHOなどの国際機関も彼らの掌握下にあります。

ダボス会議が力を入れる各種プロジェクト

ダボス会議には世界各国のエリートが所属しています。同時に彼らの多くは自覚的・無自覚的にグローバリストの代理人として、世界規模のプロジェクトを精力的に推進しています。

一例を挙げると...

  • コロナパンデミックと世界全体へのmRNAワクチンの接種
  • 『疾病X』と呼ぶ新たな病原体の開発と次期パンデミックへの備え
  • 気候変動と脱炭素政策による高インフレと「脱成長」の推進
  • メタンガス削減のための稲作、畜産業の劇的な削減政策
  • たんぱく質不足を補うための昆虫食、人工培養肉の普及
  • 「個人のCo2排出量管理」システム構築のためのデジタルID推進(※マイナンバーがこれに該当)
  • デジタルIDとブロックチェーン技術を活用した「個人資産の透明化」と「各国政府の徴税力の強化」

etc...

こうした計画を、年に1回のダボス会議に集まり、各テーマごとに分かれた分科会で話し合い、帰国後、エリートたちがそれぞれの持ち場でミッションを遂行していくのです。

ダボス会議ステークホルダーによってこの世界は運営される

彼らダボスのエリートたちは選挙で選ばれたわけではありません。

選挙ではなく、グローバリスト勢力によって選ばれたエリートたちによって、世界を運営する...

まさにこれこそが彼らグローバリスト勢力の狙いなのです。

ダボス創設者のクラウス・シュワブは、とあるインタビューで次のような発言を言葉にしています。

 「世界はもはやアメリカのような超大国によって運営されることはなく、ブラックロックビル・ゲイツなどの世界経済フォーラムの利害関係者によって運営されるようになるだろう」

ダボスが予測する破滅的な未来

ダボス会議は2016年11月に『8 prediction for the world in 2030 (2030年の世界における8つの予測)』という1本のビデオを公開しました。

https://www.facebook.com/worldeconomicforum/videos/8-predictions-for-the-world-in-2030/10153920524981479/

 

ダボス会議2030年に世界はどのようになっているかを専門家に研究させた結果から、次のような8つの項目を予測したのです。

1.人々は何も所有しない。必要なものは貸与され、行動はすべて追跡される。

2.米国の支配が終わる。世界は少数の強国が支配し、その他の国家の主権は限定されている。

3.病院はなくなる。臓器は移植されずプリントされる。

4.地球のために人々が肉を食べる量が減る。肉を主食ではなくご馳走となる。

5.気候変動により10億人が難民となり、各国はそれを受け入れる。

6.CO2排出権は高額で取引され、化石燃料価格は高騰し、再エネ中心となる。

7.人類を赤い惑星へ移住させる準備が整う。

8.西洋を築いた価値観は限界まで試されることになる。

ダボスの幹部連中は、これらの未来が訪れることを予測しているという建前ですが、本質的には、これらは彼らにとっての達成すべき目標であり、すでに彼らによって進められているアジェンダ(計画なのです。

ダボスの目標は世界の共産化

ダボスのエリートたちが精力的に進めるグレート・リセットとは、突き詰めれば「私たち市民から言論の自由私有財産などの人権や主権を剥奪」し、「選挙で選ばれることのない一部の特権階級だけが、世界を動かす権力を掌握できるグローバル統治機関を創設することによって私たちを支配下に置く」ことを最終目標とする『世界共産化宣言』です。

脱炭素もワクチン接種を義務化するグローバルヘルスも昆虫食を中心とするフードテックも『グレート・リセット』の一環としての方策という建前ですが、それらはすべて世界共産化のための手段なのです。

クラウス・シュワブが提唱するステークホルダー資本主義』もまた、日本的な三方よしのような調和的世界観などではなく、「選挙で選ばれることのない一部の特権階級だけが、世界を動かす権力を掌握できる体制を是とするイデオロギーです。

善良な日本人にとってはひどく突拍子もなく、あまりにも狂気じみているため、「にわかに信じがたい」というのが正常で自然な反応だと思います。

しかし、彼らダボスエリートたちはこのクレイジーな構想の実現に向けて並々ならぬ情熱を傾けているのです。

では、ダボス会議の概要はこのあたりにして、次回からは、この世界エリートクラブの創設者であるクラウス・シュワブという人物に焦点を当てて深堀していくことにしましょう。

金子です、こんにちは。

今日は9日間でダボス会議の真実を解説するメール講座の《第6講》です。

前号では、ダボス会議の概要についてお話ししました。

具体的には...

  • ダボスのエリートたちが精力的に進めるグレート・リセットとは、「私たち市民から言論の自由私有財産などの人権や主権を剥奪」し、「選挙で選ばれることのない一部の特権階級だけが、世界を動かす権力を掌握できるグローバル統治機関を創設することによって私たちを支配下に置く」ことを最終目標とする『世界共産化宣言』であること
  • グレート・リセット』の名の下に進められている脱炭素もワクチン接種を義務化するグローバルヘルスも昆虫食を中心とするフードテックもすべて世界共産化のための手段にすぎないこと
  • クラウス・シュワブが提唱するステークホルダー資本主義』が「選挙で選ばれることのない一部の特権階級だけが、世界を動かす権力を掌握できる体制を是とするイデオロギーであること..

などについて解説しました。

今日はダボスの創設者であるクラウス・シュワブについて深堀していくことにします。(※会長職は今年の5月に辞任しています。)

クラウス・シュワブを洗脳した指導者

ダボス会議の元会長クラウス・シュワブは大金持ちの家に生まれたエリートで、いくつもの修士号、博士号を持つ、いわゆる秀才肌だった人物です。

いくつもの大学で学んだのちに、ハーバード大学に留学し、のちに生涯の恩師となるヘンリー・キッシンジャーと出会います。

キッシンジャー

当時ハーバードの教授だったキッシンジャーが事務局を務めていたハーバード国際セミナーは(のちにCIAによって多額の工作資金を受けていることが明らかとなっていますが)、

グローバリスト勢力の幹部候補生をスカウトするリクルートセンター(人材採用拠点)の役割を担っていました。

そう、当時のキッシンジャーグローバリスト勢力に忠実に仕え手足となって動く若手人材のリクルーターだったのです。

キッシンジャーは、ハーバード国際セミナーに参加していた秀才クラウス・シュワブと出会うや、彼を逸材とみなし、スカウトします。

そして、シュワブ氏に必要な教育(洗脳)を施し、忠実な部下に育て上げたのです。

シュワブ会長はグロバ勢力のパペット

シュワブ氏が『世界経済フォーラム』を設立したのは、彼がまだ33歳のときでした。

学者肌のシュワブ氏が、いったいなぜ、欧米の権力者が集まるエリートビジネスクラブを設立することができたのでしょうか...

答えはいたってシンプル。キッシンジャーという後ろ盾がいたから、です。

師弟関係にあるキッシンジャーとシュワブ

キッシンジャーグローバル勢力直轄のフロント機関に幹部としていくつも所属していましたから、

その人的ネットワークを使えば、欧米の権力者エリートたちに『世界経済フォーラム』の会員になるよう呼びかけることなどは造作もないことでした。

つまり、クラウス・シュワブは肩書きこそダボス会議の会長でしたが、実態はキッシンジャーの指示のもとで動く、パペット(操り人形)だったのです。

キッシンジャーの指導者W.Y.エリオット

グローバリストのルーツを遡るときに有効な方法は、その人物の指導者が誰かを見ていくことです。

シュワブの指導者であるキッシンジャーにもやはり指導者がいました。

ウィリアム・ヤンデル・エリオットというハーバードの名物教授であり、重鎮幹部だった人物です。

ウィリアム・ヤンデル・エリオット

エリオットも若かりし頃、ローズ奨学生としてオックスフォード大学に留学し、グローバリストの教育係(A.Dリンゼイ)によって育てられ、グロバ勢力に仲間入りし、のちに『円卓会議』の幹部にまで出世していきます。

エリオットに与えられた役割は、(一時期の)キッシンジャーと同様、「ハーバードに集まる優秀で組織に従順な若い人材を発掘・育成するリクルーター兼教育係」です。

ハーバードのサマースクール学部長に就任したエリオットは、CIAの資金提供を受けて『国際セミナー』なる短期講座を創設。愛弟子のキッシンジャーとともに多くの人材をスカウトしていきました。そのうちの一人が若きクラウス・シュワブでした。

(※ハーバードやオックスフォードは現在でも、グローバリスト・サークルの若き幹部候補生の発掘の場として機能し続けています。)

理系脳でガリ勉タイプのクラウス・シュワブは、かくしてハーバードで恩師キッシンジャーと出会い、その後ろ盾を得て、世界エリートクラブ『ダボス会議』を立ち上げるのです。

しかし、この師との出会いは決して偶然ではありませんでした。

グローバリスト勢力とシュワブ家との因縁は、シュワブの父親の代から始まっていたのです。

次号は、シュワブの父親に焦点を当てて、その「グロバ勢力とシュワブ家の因縁」について深堀していきます。