tarobee8のブログ(戯言)

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ウソが通じなくなる時代

テレビや新聞は大ウソのプロパガンダを流し続けて、それが本当であるかのように人々を洗脳しています。長文ですが、時間のある方はお読みくださると幸いです。

 

Chihiro Sato-Schuhさんのフェイスブック投稿より


【嘘が通らなくなる時代】
今に始まったことではないけれど、どうしてあんなに嘘が信じられるのだろうと思う。いかに筋が通っていない、現実と合致していないようなことでも、主流メディアが同じことを言っていたら、ほとんどの人はそのまま信じてしまうのだ。
もっとも、私も311の前までは、すべての主流メディアが一斉に同じ嘘をつくはずがないと思っていた。SNSでいろんな情報が入ってくるようになるまでは、多くの場合、主流メディアが報道していることが真実かどうか確かめようもなかった。311のあと、主流メディアがあてにならなくなって、SNSで情報を集め始め、2012年の総選挙では、すべての主流メディアが明らかに真実を報道していないのがはっきりしてしまった。政府もメディアも同じ嘘を信じさせようとしているということを認めるのは、虐待されてきた子供が両親が自分を騙していたことを認めるのと同じくらいに難しいことなのかもしれない。虐待されてきた子供たちは、両親が騙したと認めるくらいなら、自分が悪かったのだと思おうとするのだそうだ。それと同じで、多くの人は、政府とメディアが一緒になって騙していたことを認めるくらいなら、メディアが嘘を言っていると言う人たちの方が頭がおかしいのだと思うことの方を選ぶのかもしれない。
ロシアの国境地帯の村ブリャンスクで、昨日ロシアのネオナチグループが村人の車を襲い、「村を解放した」と動画で声明を出しているという情報が入ってきて、情報が錯綜していた。だいたい、どうしてロシアのネオナチグループなんていうものが、ロシアの村人を襲っているんだかわからない。犯行には必ず動機というものがあるわけなので、一体どういう得があって、何のためにやっているのかということだ。
イラク戦争のときに調査員としてイラクに行って、大量殺人兵器はなかったと報告していたアメリカの軍事専門家のスコット・リッターは、ロシアを刺激して、反撃させるためのやらせなんじゃないかと言っていた。ロシア軍が反撃してきたら、ウクライナアメリカに軍事援助が必要だと主張することができる。アメリカの軍事援助なしでは、ウクライナは早晩降伏するしかなくなるので、ゼレンスキーは焦っている。だから、何とかして挑発しようとしているのだろうと。
少し前に、アメリカ最大のシンクタンクであるランド研究所が、ウクライナの戦争をこれ以上継続することは、アメリカにとって損失にしかならないと報告を出していたそうだ。だから、何とかウクライナをなだめて、ドンバスを手放して停戦に応じるように説得すべきだと提案していたそうだ。
アメリカは、ロシアを弱体化させるために、ウクライナ軍国主義化させて、ロシアと戦争させていたわけなのだ。それで、ロシアが一方的に侵攻してきたといって国際的にロシアを非難し、経済的に孤立させ、ロシアを崩壊させるつもりだった。だけど、2014年のクリミア紛争のときから、アメリカのそうした計画をプーチン大統領は見抜いていて、これまでアメリカの覇権主義に抵抗してひどい目に遭わされてきた国々と経済提携する準備を進めてきていた。それが成功して、アメリカはロシアを経済的に孤立させることに失敗した。だから、これ以上戦争を続けていても、得られるものはなく、損失が増すばかりだというわけなのだ。
それで、アメリカはウクライナへの軍事援助から降りようとして、他の国々に肩代わりさせようとしている。それに対して、この頃ゼレンスキーはカッカと怒っていて、アメリカも息子や娘たちを戦場に送るべきだと言っている動画が、世界中で拡散されていた。何だってゼレンスキーは、アメリカが軍事援助するのをこれほど当然と考えているのかと思うけれど、それはもちろん、そもそもそういう話でロシアに戦争をけしかけたからなのだろう。ロシアとまともに戦って勝てるわけないのは、最初からわかっていたようなことなのだから、ロシアが軍を出すまで挑発したら、あとはNATOが出動してクリミア半島を取り返してやるからとかいう話が、裏でかわされていたのだろうということは察しがつく。
それで、ロシアの村をロシアのネオナチグループなるものが襲うということになったものらしい。ところで、このロシアのネオナチグループというのは、実際にはウクライナ軍のアゾフ連隊のグループだったことが直に判明した。ロシアのグループといっても、ロシア国籍を持っていたのは一人だけだった。その男も、実は15歳のときからドイツに住んでいて、ドイツでネオナチとして過激行為を行なっていたために、EU圏から禁足を受け、ウクライナに来ていたのだそうだ。つまり、この男はロシア人ではあるけれど、ロシアのネオナチではなく、ドイツのネオナチだ。そんな人物を、ウクライナは喜んで受け入れて、アゾフで戦わせていたわけなのだ。それで、ロシアの村で残虐行為を行わせて、ロシアのネオナチがやったと宣伝することになったらしい。
何だってロシアのネオナチがロシアの村を襲わなきゃならないのか、さっぱり筋が通らないのだけれど、それでも西側メディアは、ロシアのネオナチがやったということを強調して、ロシアが恐ろしい国だという印象を与えようとしていたようだった。メディアを信じている人たちは、おそらくは筋が通るか通らないかまでは考えないで、「ロシアのネオナチ」と聞いただけで、やっぱりロシアは恐いとか思うのかもしれない。ノルド・ストリームが爆破されたときも、ロシアが自分で破壊するわけはないのに、西側の主流メディアが一斉にロシアが自分でやったと報道していて、多くの人はそれを信じていた。ロシアはヨーロッパにガスを売ろうとしていて、それをヨーロッパの方が契約違反までして拒否していたのだから、ロシアがパイプラインを破壊する理由はどこにもない。パイプラインが破壊されて得をするのは、アメリカくらいなのだから、まずはアメリカを疑うのが真当だ。事実、アメリカが破壊した証拠はボロボロ出てきていたのだけれど、それでも多くの人がやはりロシアが爆破したと信じていた。
パンデミックのことでも、明らかに筋が通らないようなことを、ほとんどの人が信じていて、いくら証拠を示しても考えが変わらなかったくらいだから、ウクライナのことにかぎったことではない。ほとんどの人々は、メディアを信じるようにプログラムされていると考えるしかない。そうしたことも、今に始まったことではないのだから、ともかくもそれが見えてきているということの方が、すごい変化だと考えるべきなのかもしれない。
欧州外交問題評議会の調査でも、今や孤立しているのはロシアではなく、西側諸国だということがわかってしまった。欧州外交問題評議会は、ロシアが孤立しているという調査結果を何とかして出そうとしていたのだけれど、それでも西側以外の国では、ロシアを友好的、あるいは必要なパートナーとしてみなしていることがはっきりと出てしまったのだ。ウクライナの戦争について、情報統制しているのは西側諸国だけなので、西側諸国では、ロシアが悪いと考えている人が圧倒的に多い。だけど、どちら側からの情報も入ってきている国々では、ほとんどの人はロシアが悪いとは考えていなかったのだ。西側メディアがいくら扇情的な情報を伝えていても、ロシア側からの情報が入ってきていたら、やはりそちらの方に真実味があることはわかるのだと思う。両方が見えている状態だと、西側のメディアや政治家が言っていることは、どうも筋が通らない感情的な話なように思えるし、ロシア側のメディアや政治家が言っていることは、非常にもっともな話だと思える。それは、理屈以前に、真実の持つ感触みたいなものがあるからなんだと思う。嘘を言っている人間の顔なのか、真実を言っている人間の顔なのか、両方を見たら、どっちが正しいかは直感的にわかるというようなものなんだと思う。
明らかに筋が通っていないようなことでも、メディアが言っているからと信じようとしていると、内から湧いてくる、やっぱり何かがおかしいという感覚を、絶えず抑圧して生きることになるのかもしれない。真実に生きていないと、第二頚椎がズレて、肩が凝ったり、頭が痛くなったりするという話もあったけれど、そういう症状になって出てきたりするのかもしれない。メディアを信じている人たちは、自分で真偽が判断できると思っていないわけなのだから、絶えずモヤモヤとはっきりしない現実を生きているような、すっきりしない感覚とともに生きているのではないかという気がする。
自分のことを考えても、東京にいて働いていた頃が、モヤモヤした現実に生きているという感覚が一番強かった。あの頃は、生きているという感覚さえもリアルさにかけているように思えて、まるでヴァーチャルな世界に生きているかのようだった。それからオーストリアに来て、EUになる前の小国では、すべてがはるかに透明性があることに、これまで感じたことのなかった爽快さを感じた。あの頃のオーストリアは、まだアメリカのグローバリストに支配されてはいなかったのだ。ホメオパシーの勉強を始めてからは、それまでの医療が嘘だったことがわかって、またあの真実に触れたときの透明感を感じた。そして、3年前にパンデミックが始まってからは、それまでの嘘がボロボロとはがれていき、現実の感触がリアルになっていくばかりだ。
あいかわらず嘘がまかり通る世の中だとは言え、ともかくも嘘だとわかっているということは、すばらしいことではある。この3年ほど、まさかと思うような事実を次々と知らされ、激しいショックを受けることの連続ではあったけれど、おかげでこれまで一度も感じたことのなかったような、あるとも思っていなかったような真実の感触を、ともかくも感じることができるような世の中にはなったのだ。
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画像は、森で採ってきたフキノトウと野生のクレソン