tarobee8のブログ(戯言)

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この闘いはロシア対ウクライナではなくて、全世界の主権と国際テロリストの闘いだ

この闘いはロシア対ウクライナではなくて、全世界の主権と国際テロリストの闘いだ。

 

【テロから国を守るには】
 9月の終わりにウクライナ東部でロシア併合の住民投票が行われ、圧倒的多数でドネツク、ルハンスク共和国とヘルソン、ザポロージエのロシア併合が決まった。この地域はロシア系住民が多くて、8年前からウクライナ軍による無差別攻撃が続いていたのだから、ほとんどの住民がはっきりとロシア併合を望んだのは、まったく不思議もないことだった。
ロシア併合が実現したところで、ロシアはウクライナ政府に即刻停戦を要求し、ウクライナ軍がそれに応じない場合、領土侵犯ということで宣戦布告することになるのじゃないかと多くの人たちは思っていた。ところがロシアは、これまでの軍事オペレーションを延長しただけで、宣戦布告ということにはならなかったのだ。
ところが、8日にクリミア大橋が爆破されてから、事情が変わった。クリミア大橋はロシアとクリミア半島を結ぶ重要な橋で、これが破壊されると燃料や食料などクリミア半島の生活必需品の供給に重大な影響がある。この爆破が、ウクライナの諜報によるテロ行為であることが判明したあとで、プーチン大統領安全保障会議を開き、10日の朝にはキエフを含むウクライナの大都市10箇所ほどでミサイル攻撃を行なった。その攻撃で破壊されたのは、キエフウクライナ軍諜報部、EU顧問使節、ドイツ大使館、検察庁のほか、発電所や通信機関などで、ミサイルは精確に目的を狙って撃ち込まれたらしく、市民への被害は最小限だったようだ。
その攻撃で、サイバー警察の所長が亡くなったということだったけれど、このサイバー警察というのは、親ロシア派のウクライナ市民を探し出して逮捕するのが役目だったそうだ。まるでナチス・ドイツゲシュタポを思わせるような機関だけれど、実際そうやって逮捕されたウクライナ市民たちの運命も、ゲシュタポに逮捕された当時の人々と似たり寄ったりだったらしい。
これまでロシア軍がウクライナで行なっていたのは、ドネツク共和国とルハンスク共和国の独立を支持するための軍事オペレーションだった。そのため、ロシア軍はドネツク共和国とルハンスク共和国に対するウクライナ軍の攻撃に対して、ウクライナ軍の施設を攻撃するだけに留めていた。ところで、クリミア大橋が爆破されてから、これがロシアに対するテロと戦うための軍事作戦に変わった。それで、キエフの諜報本部やEUの施設、ドイツ大使館などが対象になったのだ。クリミア大橋のテロには、アメリカ、イギリスのほか、ドイツの諜報部が関わっていたことが判明しているらしい。
ロシアは、ウクライナ国民を敵にするつもりはないのだ。ウクライナは国際テロリスト集団に乗っ取られているようなもので、国民もまたそのテロの犠牲者だ。だからロシアは、キエフのテロ組織を狙って攻撃したということなのだと思う。
ロシア併合のときの演説で、プーチン大統領は、世界中がアメリ覇権主義に人質に取られているようなものだということを世界の前にはっきりと示した。あれは、あれ以上のデクラスはないというくらいのすばらしいものだった。西側諸国は、アメリカの言うままにウクライナを軍事支援し、ロシアに対して自滅的な経済制裁を行なっているけれど、それも政府がアメリカに人質に取られているようなものだからなのだ。プーチン大統領はその演説の中で、トップの政治家たちは、家の中まで盗聴されて、行動を24時間見張られ続けているというようなことまで言っていた。
これは、2020年に奇妙なパンデミックが始まってから、世界中の政治家たちの言うことがみんな同じになって、急に筋が通らなくなっていたから、よくわかる。彼らは四六時中行動を見張られて、アメリカの影の支配者たちが望むようにセリフを言うように操られていたのだ。つまり、彼らもまた国際テロの犠牲者だということになる。
ロシアは、これがロシアとウクライナの戦争ではなく、ロシアとNATOとの戦争でさえなく、全世界の人々の主権と国際テロリストたちの間の戦争なのだということをよく知っているのだ。そして、ロシアは国際テロリストたちから主権を守るために、世界をテロリストたちから解放しなければならないようなことになっている。そしてロシアは、それこそはロシアの国際的役割だと認識していると、ロシア併合の演説の最後でプーチン大統領は言っていた。
ちょうどクリミア大橋が爆破された翌日の日曜日、オーストリアでは大統領選が行われたのだけれど、アメリカの裏の支配者たちが望むままに、パンデミック対策を口実にした人権侵害もウクライナ支援も、何も言わずに通してしまったグリーンの政治家があり得ない得票数で再選されてしまった。オーストリアの大統領は、政治的な権限はないけれど、政府が憲法を守るかどうかを監視する責任がある。この三年の間に、オーストリア政府は再三にわたって憲法違反を繰り返して人権侵害を行い、中立さえも投げ出してしまったようなありさまなのに、大統領は何一つ異議を唱えなかったのだ。
この選挙には、抗議活動から新しくできた政党「人権・自由権・基本権」の党首である憲法学者のブルンナー博士が立候補していて、大統領に選ばれたら、憲法を侵したとして政府に即刻不信任案を出すと言っていた。実際、まさにそれこそがオーストリア大統領としてするべきことだったと思う。
しかしそのため、ブルンナー博士を当選させまいとする工作があれこれと行われたらしい。当のグリーンの大統領は、この三年ほどのパンデミック対策で完全にアメリカの裏の支配者の傀儡だということがはっきりしてしまったわけで、街頭スピーチを行っても、ブーイングの嵐にばかり出会うといったありさまだったのに、50%を越える得票率だったことになっていた。これまでオーストリアの選挙は、わりとまともなようだったのだけれど、今回の大統領選は、最初から操作された感がありありだった。
お金で動く人もいれば、脅迫で動く人もいる。お金で動かなければ、脅迫や暴力で動かすだけのことなのだ。そうやって西側諸国はテロによって支配されている。その状況では選挙で変わるはずもなく、司法に訴えても無駄な状態だ。残念ながら、軍事的なテロ対策が唯一可能で有効な手だということになる。
大統領選のあとで、多くの人はオーストリアの政治はもうおしまいだという感覚を持ったと思う。テレグラムでは、オーストリア国旗に喪章をつけた画像をいろんな人がシェアしていた。オーストリアは終わった、と。
この選挙で、多くの人はともかくもオーストリアの中立を守ることができるのではないかと期待したのだ。そして、ロシアとの友好関係を結ぶことができるのではないかと。それも失敗に終わったとなると、もはやオーストリアがロシアとの戦争に巻き込まれることもありだ。ここまでテロ組織に支配されているならば、破壊されるべきものは破壊されるしかないのだろう。
すべての手段は尽くしたという感がある中で、このロシアによる対テロ軍事作戦が始まったのも、あるいは偶然ではないのかもしれない。どうにも変わらないように思える状況も、いつかは終わりが来るはずだ。その終わりが、ようやく近づいているということなのかもしれない。
とにかく、国際テロ組織が撲滅されなければ、公正な選挙などは不可能だ。だから公正な選挙は、ドンバスでの住民投票と同様に、軍隊の管理下でのみ可能だということになるのかもしれない。とにかく、無駄な期待をするよりも、そこまで考えに入れて肚をくくっていた方がいいということは言えると思う。
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画像は、スピーチするブルンナー博士