tarobee8のブログ(戯言)

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冷戦は茶番だった(さくら子さんのブログより)

冷戦は茶番だった(さくら子さんのブログより)

2022年08月31日

ゴルバチョフらが演じた「冷戦(茶番)」

ソビエト連邦最後の最高指導者であり、共産党書記長ミハイル・ゴルバチョフがお亡くなりになりました。
メディアは冷戦終結に貢献した指導者として評価しています。
その冷戦を、馬渕睦夫氏は『茶番だった』と言われています。
国難の正体」より要約。
(画像は管理人)
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■冷戦は八百長だった。
第二次世界大戦後、アメリカは世界の富の半分を所有するほどの圧倒的な国力を有していた。
一方、ソ連は、アメリカの武器貸与法による軍事支援を受けていたが、悲惨なまでに脆弱化していた。
にも拘らず、アメリカはヤルタ会談で、ソ連に多くの恩賞を与えた。

東欧をソ連に差し出し、わずか1週間日本と戦っただけで、南樺太と千島列島を戦利品として分け与えた。

 

 

 



・資本主義の天敵共産主義国ソ連との経済関係を促進したのは、アメリカの資本家たちだった。
オクシデンタル石油会長のアマンド・ハマーは、レーニンと話を付け、アメリカの穀物や自動車の輸出を始めた。
ハマーは、ロシア系ユダヤ人の移民の息子であったが、その後70年間にわたりソ連を訪問し、ソ連アメリカの指導者を結びつけた。
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・50年にわたり、ソ連政府と共産党の中枢にあったグロムイコの「グロムイコ回想録」(読売新聞社)によれば、彼が高く評価しているアメリカ人は次の人物である。
●ネルソン・ロックフェラー
ソ連アメリカに革命を起こそうとしなければ、ロックフェラー王朝をあげて良き対ソ関係を支援する、と言った。
ヘンリー・キッシンジャー
ドイツ系ユダヤ人のキッシンジャーが外交手腕に長けた極めて有能な人物であることは間違いない。ゆだねられた権限の中で真に建設的な諸提案を示すことが出来た。だから、彼との会談はいつも興味津々だった。
●アベレル・ハリマン
第二次大戦中から戦後にかけて米ソ関係の中心にいたアメリカ人は、アベレル・ハリマンを置いて他にいない。彼は、日露戦争後日本に対し満州鉄道の共同経営を申し入れた鉄道王エドワード・ハリマンの息子で、ルーズベルト大統領の顧問や戦時中は駐ソ大使を務め、戦後もトルーマン大統領の下、商務長官や外交政策のアドバイザーとして常に権力の中枢に居続けた人物である。グロムイコとは40年を超えた交友関係があった。
大富豪のハリマンは、戦前、戦中、戦後の米ソ関係に最も影響を与えた人物といえる。
赤狩りで有名なマッカシー上院議員は、ハリマンのソ連宥和的態度に疑念を抱いていた。 
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アメリカの資本家はソ連との貿易を推進し、ソ連の工業化のための投資を行うなど、ソ連を強化するために経済協力を進めた
その一方で、アメリカ政府はソ連の脅威をアメリカ国民に植え付け、アメリカの軍拡を実行した。
米ソ冷戦はアメリカにとって、そしてソ連にとっては勿論のこと、大いにメリットがあるドラマ(茶番)だったのである。
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・そもそも、1917年、ボルシェビッキ革命は、それを指導したレーニンをはじめ、トロッキージノヴィエフ、スぺルドルフ、ラデック、リトヴィーノフなど、ソ連政府の幹部の8割以上がユダヤ人で、大多数はアメリカから渡ってきたユダヤだった。
結局、ソ連ユダヤ人など少数民族が政権の中枢を担うという極めて不安定な人工国家だった。
不安定さゆえに、共産党支配は血の粛清を繰り返さざるを得ない過酷な宿命にあった。
 革命を支援した英米の金融勢力にとっては、ソ連は彼らの理想とする独占的経済秩序のいわば実験場であった、とも言える。
しかし、中央計画経済は内部に矛盾をはらんだシステムであって、次第に欧米諸国の経済発展から取り残された結果、ソ連経済は停滞しこの壮大な実験は成功の見通しがなくなっていった。
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・1985年3月、ソ連共産党書記長に就任したゴルバチョフは、ペレストロイカ民主化)とグラスノスチ(情報解禁)という改革路線を掲げて、共産主義体制を終焉させた。
■1988年12月7日
ゴルバチョフ
は国連総会の演説で、人類の普遍的価値を世界が共同で追及する時が来たとして、国連の新しい役割の下に新世界秩序の実現を目指して世界各国が協力すべきことを訴えた。




引退したゴルバチョフは、現在もゴルバチョフ財団の代表として、世界共同体の実現へ向けた世界世論の啓蒙活動を続けている。
 1990年9月11日、アメリカのブッシュ大統領も、アメリカの上下両院合同会議において、国連の旗の下の新世界秩序を提唱している。
 ゴルバチョフとブッシュの間には取引があった。
冷戦秩序に代わる新世界秩序の構築のためにアメリカがソ連に共同パートナーとしての役割を認め、資金援助をすることと引き換えに、ゴルバチョフドイツ統一NATO残留を承認するとの取引である。(1990年5月のワシントンにおける米ソ首脳会談)。

 


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馬渕睦夫氏「ソ連という人工国家は、『賞味期限が切れたので』崩壊させられたんですね^^」

両勢力は、対立しているように見せかけていましたが、
共産主義ソ連)もグローバリズムアメリカ)も、根は同じですね。