tarobee8のブログ(戯言)

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祇園精舎

2021年4月25日

治承4年3月24日、今でいう西暦1185年4月25日に平家は壇ノ浦の戦いで滅亡した。
平家物語では欠かす事の出来ない「祇園精舎の鐘の音(こえ)」の一文を紹介します。

平家物語祇園精舎」の原文
祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
猛き者もつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。

遠く異朝をとぶらへば、秦の趙高(ちょうこう)、漢の王莽(おうもう)、梁の朱忌(しゅい)、唐の祿山(ろくさん)、これらは皆旧主先皇の政にも従はず、樂しみをきはめ、諌めをも思ひ入れず、天下の乱れん事を悟らずして、民間の愁ふるところを知らざつしかば、久しからずして、亡じにし者どもなり。

近く本朝をうかがふに、承平の将門、天慶の純友、康和の義親、平治の信頼、これらはおごれる心も猛き事も、皆とりどりにこそありしかども、ま近くは、六波羅の入道前太政大臣朝臣清盛公と申しし人のありさま、伝えへ承るこそ、心もことばも及ばれね。

つまり栄華を極めた国や一族は必ず滅ぶ運命なのです。
盛者必衰、猛きものもいつかは滅びぬ、風の前の地理に同じ・・・などなど。
これは世界共通の事です。いつまでも永久に栄えた国も一族もありません。
みなどこかで衰退して滅んでいます。
近代で言えばスペイン・ポルトガル、イギリス、アメリカ、そして世界覇権を狙う中国です。必ず衰退して落ちぶれています。中国もやがて落ちぶれるでしょう。

願わくばロスチャイルドを始めとしたDSも衰退してくれ。