tarobee8のブログ(戯言)

PC版ではこのページの右下に年月別のアーカイブのリンクがあります。スマートフォンでPC版を見るには1番下にPC版と書いてありますので、ブラウザー別の設定方法を参照ください。

民営化が国を亡ぼす

民営化のために、北海道の鉄道はスカスカになってしまった。民営化した国の事業は外国に乗っ取られる運命にある。北海道ばかりでなくて、日本全土が乗っ取られようとしている。

 

福田 竜一さんのフェイスブック投稿より

3枚の地図がある。
形を見ればすぐ分かるが、北海道の地図である。左から1964年国鉄時代の北海道の鉄道路線図、真ん中が1987年国鉄がJR各社に分割民営化された時。右が赤字解消の為に今のところ最大限に縮小された時の路線図である。
ドンドン鉄道網が無くなり、すかすかになっているのが一目瞭然。勿論、本当に無駄で利用客の乏しい路線は合理化の対象に含めるべきだが、そもそもの始まりは、JR北海道は単独では赤字会社で、回復の見込みもない事だ。そのために、国は基金を作りその補助金で赤字を補い経営している。要は、民営化は名ばかりで、実質は純国営に近いのだ。しかし、補助金頼りの経営だから独自色やまして新路線の整備などは到底不可能だ。北海道新幹線の整備は漸く進んでいるが、在来線はドンドン削ろうとしているのが実態だ。
この国鉄民営化は、教科書では中曽根行革の成功例として、専売公社、電電公社国鉄国営企業の民営化として教えられている。だが、実際は歪な民営化で、特に北海道は過激な労組潰しの為に分離されたと言う識者もいる。筆者は世代的に国鉄に疎いので勉強中だが、労組に問題はあるのは知っている。共産党もそうだったが、社会党ソ連の影響を受けていたからだ。だが、労組潰しの為に北海道を切り捨てて良い訳ではあるまい。北海道は領土問題を抱え、国防、食糧エネルギー生産の最重要地区である。この北海道を衰退させる国鉄民営化を指揮した中曽根政権は、外交面での評価は高いものがあるが、実質は棄民政策を取った売国内閣であった。自民党政権では長期政権であったが、小泉政権と似た性格で、国民生活は軽視した総理として歴史書には留められよう。
#国鉄民営化 #国鉄民営化前 

trafficnews.jp