tarobee8のブログ(戯言)

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左派グローバリストの陰謀

アメリカの左派グローバリストたちは帝国主義者です。騙されないように。
彼らはメディアを操って自分たちの都合のいいような世界を演出しています。
メディアの報道は鵜呑みにしないようにお願いします。

Chihiro Sato-Schuhさんの投稿より

4月2日 4:00 ·
アメリカ帝国主義
ウクライナ情勢についての2015年の講演で、スイスの現代史家であり平和活動家であるダニエル・ガンサー博士は、アメリカは実際のところ帝国なのだと言っていた。
帝国といったら、大英帝国だとかフランス帝国ローマ帝国など、国外に多くの領土を持っている国のことをいう。イギリスは第二次世界大戦までは、アフリカやアジアに多くの植民地を持っていて、世界の土地と人口の約4分の一を領土としていた。国外の領地は植民地あるいは属国であって、本国とは対等の関係にはない。主権はなく、不平等条約で本国と結ばれている。
第二次世界大戦の後、ほとんどの植民地は独立することになり、帝国というものはなくなったはずだった。ところがガンサー博士は、アメリカは帝国なのだという。帝国と名乗ってはいないけれど、歴史学的な定義からして、これはまちがいなく帝国というものなのだと。
アメリカが帝国であるというのは、アメリカが世界中の多くの国に軍事基地を持っていることからして明らかなのだとガンサー博士は言っていた。日本にもヨーロッパにも、アメリカの軍事基地があるけれど、アメリカにはヨーロッパや日本の軍事基地はない。そして、アメリカの軍事基地には、その国の政府は権限がない。たとえば、知らないうちに核兵器を持ち込まれたりしていても、情報を要求する権利さえもない。これは明らかに帝国と属国の関係だ。
世界中の多くの国は、アメリカと何らかの安全保障条約を結んでいる。そのためにアメリカの軍事基地を置いている。NATOもまたそうした安全保障条約だから、NATO加盟国とは、つまりはアメリカの属国だということになる。
ところで、アメリカが帝国であるというのは、安全保障条約に留まらない。2014年のマイダン革命には、アメリ国務省が50億ドルを「ウクライナの安全と民主主義のために」という名目で資金を出していたことがわかっている。そして、国務次官のヴィクトリア・ヌーランドが当時のウクライナ駐在大使と電話で話して、次のウクライナ大統領を誰にするかということを話し合っていたことがリークしている。そして、そのマイダン革命の結果、親米派の政権が誕生したのだ。
つまり、マイダン革命とは実のところ、アメリカによるウクライナの属国化だったということになる。その結果、ウクライナアメリカのグローバリストたちの食い物にされることになった。地下資源の豊かなウクライナで、当時副大統領だったバイデンの息子がガス会社の権利を持っていることでも、それは知れる。ウクライナNATO加盟国ではないので、アメリカの軍事基地はないけれど、秘密裏にアメリカの生物兵器研究所が多数作られていたことも知られている。それも、極度に危険な生物兵器を開発させていたというのだから、ウクライナはいいように利用されていたわけだ。
このウクライナの戦争が始まって、私は初めてマイダン革命が何だったのかについても知ることになった。それは、平和的な民族解放運動が政権を勝ち取ったという風に伝えられていたけれど、実情はそんなものではまったくなかった。アメリカが資金を出して、極右のテロリスト集団を養成していたのだ。そして、デモを組織させ、警察隊とぶつかったところで、上から狙撃して、混乱状態を作り出した。多くの人が死傷したけれど、それは政府が警察隊にやらせたことだと報道した。
「平和的な市民運動を政府が弾圧した」というのが、アメリカ帝国が好んで作り出す構図ならしい。そういうことであれば、平和と民主主義を愛する人々ならば、誰でもそんな政府を批判する。そして、軍事援助をするべきだとか、経済制裁を加えるべきだということになるのだ。かくして、最も平和を望み、人道を求める心やさしい人々が、そうとは気づかないで戦争を支持することになる。そして、新しく据えられたアメリカに都合のよい政権を、民主的ないい政権なのだと思い込むのだ。
そのためにアメリカは、メディア操作に多額のお金をつぎ込んできたらしい。ジャーナリストたちは現場に行って、見たものをありのままに伝えるのだと多くの人は思っているけれど、実際に起こっているのは、そんなことではまったくない。あらかじめ決められている物語があって、それに合うような映像を撮ってくるのだ。合わなかったら、適当に編集したり、役者を使って演じさせさえする。
ショッキングな映像であれば、少しぐらいつじつまが合っていなくても、見ている人はおかしいとは思わないのだ。それで、アナウンサーが言うままに、どこそこの政府が悪いのだと思い込んでしまう。この2年間、パンデミックやらウクライナやらで、そんな風に作られた映像をさんざん見てきた。だから、偽の映像をすぐに見抜く目を養ってきた人も多いけれど、やはり多くの人は、テレビに出ていたら本当なのだと思い込んでいる。
ところで、こうしたことはウクライナだけではなかった。東欧の色革命というのがすべてそんな風にアメリカが資金を出して行わせた政権交代だったというのだ。くわしく一つ一つを調べてみたわけではないけれど、どれも同じ物語らしい。国民が民主的な政治を求めて抗議運動を行い、政府が残虐な弾圧の仕方をして、というような。そして新しく生まれた政権は、アメリカの望み通りに市場を西側資本に開き、NATOに加盟することになる。これで、アメリカ帝国の属国がまた一つ増えることになる。
911のあと、アメリカはテロリスト対策ということで、アフガンとイラクを爆撃した。そして、やはり政権を思い通りに入れ換えて、産業を奪ってしまった。ニューヨークの真ん中で高層ビルが爆撃されたというので、人々は恐怖に陥り、こんな戦争を支持したのだ。だけど、のちにこれが、まったくの自作自演だったことが判明した。ビルは内側に仕掛けられたダイナマイトで爆破されていたのだ。それがアフガンのテロリストによるものだという話にされ、証拠にもならないような証拠が持ち出されて、一方的に断定されてしまった。
このウクライナの戦争では、始まった頃は、西側のメディアに出てくる映像は、ほとんどがまったくの偽物だった。昔どこかで起こった爆発事故の映像であったり、他の戦争の画像だったりした。そればかりではなくて、コンピューターゲームのヴァーチャルリアリティの画像までもが使われていた。ウクライナのアゾフ連隊というテロリスト集団が以前に爆撃した集合住宅の画像を見せて、ロシア軍の空爆による被害だと言ったりしていた。
ロシア軍は、ウクライナのテロリストを攻撃する目的で軍を出していたので、テロリストたちの軍事施設や武器庫を狙って攻撃していただけだった。だけどアメリカとしては、ウクライナが犠牲者であるという印象を与えて、世界中にロシアに対する批判を煽りたい。そして軍事援助や経済制裁へと駆り立てたいのだ。それで、キエフの街が空爆されているかのような映像を、どこからか見つけてきて、世界中のテレビで放映させていたらしい。
ロシアはもう30年も前から共産国家ではないのに、まだ共産主義国であるかのように言って、「独裁的な共産主義国が、自由になりたいウクライナの市民を弾圧している」というイメージをすり込んでいるのだ。自由と人権、民主主義のために、と軍事援助をする大義名分をこしらえるためだ。事実であろうがあるまいが、「共産主義だから独裁的だ」とか「イスラム教だから残酷だ」とかそういう偏見をすり込んで、大衆心理を操作している。
それから、ロシア軍がウクライナの病院を爆撃したとか、劇場を爆撃したとかいうニュースが報道されるようになった。破壊された病院から救出される患者の映像や、避難する妊婦の映像が世界中のメディアで流された。病院などを爆撃するのは、残虐そのものだし、戦争犯罪だ。これは、ロシア軍が罪のない市民に残虐行為を行っているというイメージを与えていた。
ところで、この映像がモデルさんを使って撮影されたものだったことが、のちに判明したのだ。同じ一人のモデルさんが、避難する妊婦の役や担架で運ばれる役や倒れている遺体の役など何役もやっていたことがわかった。そして、それを撮影したのは、有名なプロの写真家だった。
その病院は、確かにロシア軍が爆撃したものだった。だけど、そのときにはすでに病人はいなくて、ウクライナ軍が陣取っていたのだそうだ。その上、その病院の下には、生物兵器研究所があったのだという。ロシア軍はそれを狙って爆撃したのだ。そんなところに生物兵器研究所を作るなんて、まったく恐ろしい話なのだけれど、病院ならば攻撃されないというので、いわば隠れみのにしていたらしい。
ロシア軍は、生物兵器研究所があることを突き止めていたので、爆撃を勧告して、避難させておいてから、爆撃したということだった。だから、人に被害はほとんどなかったのだと思う。モデルさんを連れてきて、一人何役もやらせて、被害を演出しなければならなかったくらいなのだから。
マリウポリの劇場を爆撃したという話にいたっては、何とアゾフ連隊がマリウポリの市民を地下に避難するようにいって閉じ込めておいて、内側から爆破したのだそうだ。マリウポリは激戦地で、アゾフ連隊はロシア軍が来るずっと前、マイダン革命のあとから、この地を攻撃し続けてきた。それというのも、ウクライナ東部はロシア系の住民が多く、経済的にもロシアと一緒にやってきたので、アメリカの属国化した政府から独立しようとしたからだ。それでもうずっと前から攻撃を受け続けてきたのだけれど、マリウポリは重要な港がある街で、アゾフは、というよりアメリカは、どうしても手放したくなかった。それで、アゾフは市民を避難させないで、人の盾として建物に閉じ込めていたのだ。それで、市民がいる劇場や学校や住宅から、砲撃したり機関銃で撃ったりしていたそうだ。
こうしたことは、マリウポリから脱出してきた人々が増えるごとに、多くの人の知れるところとなっていった。脱出してきた人々は、皆口々にロシア軍は攻撃していない、ウクライナ軍が市民を攻撃してきた、ロシア軍が助けてくれた、と言っていたからだ。
21世紀に入ってから起こった多くの戦争や革命や紛争やテロやらは、ほとんどすべてがアメリカ帝国が国々を属国化するために演出していたことがわかってきた。犯罪捜査と同じで、おそらくこれもお金の動きを見れば一目瞭然なのかもしれない。誰が資金を出して、誰が攻撃されたのか。新しくできた政府はどういう政府で、それによって誰が得をしたのか。
アメリカといっても、正確に言えばアメリカの国がということではない。アメリカを操っているグローバル金融エリートたちがだ。アメリカだって、言うならば彼らの属国なのだ。アメリカの政権だって彼らが操作しているのだから。そういうわけで、グローバリストではなかったトランプは、グローバル金融エリートたちが操るメディアに、あることないこと叩かれ続けていたし、しまいには選挙結果を操作されて追い出されてしまった。そのあとにできたバイデン政権は、ウクライナの属国化に深く関わっていた人物だし、完全にグローバル金融エリートたちのマリオネットらしい。
ウクライナの戦争とは、実のところはアメリカ帝国とロシアとの戦いなのだ。アメリカ帝国がロシアをも属国化しようとし、それに対してロシアが主権を賭けて戦っているということ。それでヨーロッパも日本も、アメリカ帝国の属国として、武器援助やら経済制裁をやらされるはめになっている。
だけどもう、この隠れた帝国の構造が透けて見えてきてしまっている。たとえ何割かの人でも、この構造を知って、メディアの印象操作に騙されなくなったら、この支配システムは自ずと崩壊していくのだと思う。ちょっとメディアを見る目が育ったら、容易に見破れるようなものなのだ。ただ、そうと思っていないから見えなくなっているだけで。
つまるところ、メディアや政府のいうなりに何でも信じるのではなくて、自分で自分の世界に責任を持つという姿勢なんだと思う。頭ではなく、肚で感じ取るような感覚。損得勘定で考えるのではなく、リアルな人間というものを見て取り、感じ取る。そういう生きた感覚というものを取り戻したとき、私たちはもはや隠れた帝国主義に支配されることなく、主権を持って生きていけるような社会を作っていけるんだと思う。