tarobee8のブログ(戯言)

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アメリカの司法はダブルスタンダード(民主党側には寛容で、非民主党側には差別)

Chihiro Sato-Schuhさんのフェイスブック投稿より

【司法の人種差別】
トランプが起訴された事件で、世界中の注目がとつぜんアメリカに集まっていた。それも、トランプ自身がマンハッタンの法廷に出向くというので、多くの人は、ライブ配信でその様子を追いかけ続けていたのだ。フロリダのトランプ邸をリムジンの列が出て、空港に向かうのを、多くの人々が沿道で旗を振って声援を送っていた。専用のボーイング機トランプ・フォース・ワンがマンハッタンへ飛んでいくのを、オンラインの航空レーダーで追っていた人もいた。裁判所の前には、アメリカのすべてのメディアがやってきて、トランプが裁判所の建物の中に入っていく姿を撮影していた。
アメリカの元大統領が起訴されるなどということは、歴史上なかったことなのだから、これは歴史的な瞬間だった。民主党は、これでついにトランプをつぶせると思っていた一方で、トランプの方は、ますます闘志を燃やしていたようで、前よりも若返ったようにさえ見えた。実際、このことでトランプの人気は急激に高まっていた。ハンガリーの首相が励ましのメッセージをSNSで送っていたのも、拡散されていた。世界中が、トランプを見ていたのだ。
起訴の内容はそれまで封印されていたのだけれど、そこで内容が明かされた。すでにメディアに漏洩していたとおりだったのだけれど、例の口止め料のことで、商業文書の虚偽が30件以上あったというのにすぎなかった。口止め料を渡すこと自体は、たとえ事実であったとしても、違法ではない。ただ、それが事実であったとするならば、トランプはそのお金について正しく申告しなかったことになる。それで、虚偽の申告を行なった疑いで、起訴されたというのだ。
そんな申告の虚偽では、人を逮捕することなどできない。警告があって、罰金請求の裁判があるくらいのものだ。これで逮捕状を出したマンハッタンの検事アルヴィン・ブラッグは、一体ちゃんとした法律の知識があるのかと疑われる。この検事は、実のところ、ジョージ・ソロスが百万ドル資金援助して、そのお金でマンハッタンの検事に選出されたという人で、つまりは司法の乗っ取りのために送り込まれたエージェントのような人らしい。
ニューヨークの司法は、階級差別的な司法システムなのだということを、この起訴を通してトランプは示したのだ、ということを、ある政治家が言っている動画が、世界中で拡散されていた。アメリカは、奴隷制度がなくなったあとも、黒人と白人は同じ人権を持っていないかのように扱われていて、同じ犯罪を犯しても、黒人と白人では処分が違っていた。これは、法の上で平等になったあとでも、事実上残っていた。それが今では、人種によってではなく、民主党側の人間なのか、その敵対者かで、司法の扱いが、まるでかつての黒人と白人のような差別待遇なのだ。それをその政治家は、「two class justice system (2階級の司法システム)」と言っていた。この差別的な司法システムをこそ、摘発しなければならない。トランプ起訴は、そのための機会なのだと。
マンハッタンの法廷を出て、フロリダに戻ったトランプは、待っていた人々の前でスピーチを行い、そこで腐敗した司法システムについて批判していた。バイデン親子の幼児に対する性暴力のことも、エプスタイン島に行ったリストに載っている政治家たちのことも、何一つ起訴されていない。ところがトランプは、商業文書の虚偽というだけのことで、逮捕状まで出たというのだから、まさしく司法の人種差別と言うべきものなのだ。そして、まさにそうした状況を作り出すために、ソロスはあちこちの裁判所に買収した人物を据えていたわけだ。
民主党側は、トランプを何とか落とそうとして、ありとあるスキャンダルを探してまわっていた。2016年の大統領選のときからそれは始まっていて、そのたびにメディアは大騒ぎして、弾劾裁判もあったけれど、どれも根拠のない話だった。それなのに、どうして今さら、7年も前のことが出てきたのかわからない。それまでも目を皿のようにして探していたのだから、事実ならばとっくに見つかっていたはずだ。そうやって探しまわって、それでやっと出てきたのが、商業文書の虚偽だけなのだから、トランプという人は、ビジネスマンとしても政治家としても、よほどクリーンな人なのだろうと思う。そのこともまた、この事件は世界中に示してしまっていた。
この司法の人種差別のようなことは、国際関係でも同じことが言える。ロシアがウクライナに侵攻したといって、西側諸国はロシアをものすごい勢いで批判していて、市街を空爆したとか、市民を虐殺したとか、起こっていないことを言っているのだけれど、アメリカはこれまでそういうことをイラクでもシリアでもセルビアでもやっていた。アメリカがやっていると、それは非難されるべきことではなく、人権侵害でも内政干渉でもジェノサイドでもないのだ。だけど、アメリカ側でない国がやっていると、それは危険極まりない独裁国家であり、ありとある制裁を加えるべきだということになる。そこでは、国連機関や、国際刑事裁判所や、アムネスティインターナショナルやヒューマン・ライツ・ウォッチやらが階級差別的なシステムで裁定している。
トランプが起訴されたことで、この司法の階級差別的なシステムのことに、世界中の人々の意識が集まっている。プロジェクト・ヴェリタスは、さっそくマンハッタン裁判所の法律家たちに、内情を告発して欲しいと募集広告を出していた。プロジェクト・ヴェリタスのおとり捜査にかかる人も現れるだろう。そうやって、アメリカの司法の腐敗の内情が明かされていくことになるのだろう。
この階級差別的な司法システムで、何よりも問題なのは、民主党サイドの犯罪が野放しになるということなのだ。アルヴィン・ブラッグが検事になってから、ニューヨークは犯罪が増加し、治安が悪くなったという情報もあった。暗殺だろうが誘拐だろうが、やりたい放題なのだ。トランプがこの起訴の件で自らマンハッタンまで出向いたのは、この司法の腐敗の実態に意識を向けるためだったと言える。「彼らは私を襲いに来るんじゃない。あなたたちを襲いに来るんです。私はその間に立って邪魔をしているだけです」とトランプは、フロリダに戻ってから、言っていた。多くの人は、トランプが攻撃されていると思って憤慨したり心配したりしていたけれど、実のところ彼らはアメリカの人々を攻撃しているのだ。それをトランプは、間に立って示しているということなのだ。
一年前にロシアがウクライナに軍事介入したときから、これまでアメリカ政府が世界中で言うなりにならない国を独裁国家扱いしてめちゃめちゃに攻撃してきたことが、徐々に表に出ていった。まさに階級差別と言えるようなやり方で、一方には制裁が加えられ、一方にはやりたい放題の攻撃が許されていたのだ。プーチンは、まさに間に立つことで、それを示してくれていた。アメリカでは、その役をトランプがやっているということになる。
これも、冥王星水瓶座に入ったからなのだろうか? 奇妙にも、アルヴィン・ブラッグが起訴を発表したのが、冥王星水瓶座に入った3月23日のことだった。嘘が自己破壊的な力になる時代に入ったその日に、すぐに虚偽とわかるような起訴状を出したのだ。それを思うならば、この世も末だと思えるような事態も、これこそはこのすべてが引っくり返る契機だと見ることができるのじゃないかと思う。事実、司法の腐敗はこれまでもあったけれど、このときまでほとんどの人はそんなことがあるとも気づいていなかったのだ。それが、誰でもわかるようなあからさまさで表に出てきてしまったのだ。
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法廷のトランプと弁護士団