2021年11月13日
経営の科学出版のメルマガより
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皇位継承の原理は「男系継承」である。
初代・神武天皇より第百二十五代の今上陛下にいたるまで、女性天皇は八方・十代(二度即位されている方がお二方)いらっしゃるが、
女性天皇が他家から「婿」を迎えたことも、そこで継嗣が生まれて(男子であれ女子であれ)天皇として即位されたことも、日本史上一例もない。
「男系継承」と「万世一系」と「国体」は一つのものなのである。
これらのことは、昨年十二月の本欄でも述べたから、もう繰り返さない。
そこで今回は、もしも女系天皇が誕生したら・・・と考えてみる。
そのとき歴史上はじめて、皇位は、「別の原理」で継承されたことになる。
それでも、「続いている」といえるのであろうか?
たとえば、イギリスの歴史を見てみよう。
テューダ朝とその後のステュアート朝、ステュアート朝とその後のハノーヴァー朝の系図を見ると、
これらの王朝は「女系」ではつながっている。
しかし、それらは世界の常識では「別の王朝」なのである。
京都大学教授・中西輝政氏は、もしも女系天皇になれば、西洋の人々は
「これまで続いてきた(日本の)王朝が終わり、新しい王朝が生まれた」と見る、という。
ならばそれは、明らかに「皇統断絶」「国体破壊」を意味するのではないか。
仮にそういう事態になれば・・・と私は憂慮する。
かならずや一部の(たとえば現在、靖国神社を裁判に訴えているような)人々が、「皇室の正統性」を裁判に訴え、
その裁判を通じて、日本を「天皇制廃止」へ導こうとするであろう。これは杞憂ではない。
すでに現在、一部の「隠れ天皇制廃止論者」の人々は、「女系天皇の擁立こそ 天皇制廃止のための第一歩」と、考え始めているらしい。
問題は、たとえどのような「裁判」が起こされたとしても、それに耐え得る「正統性」である。
そのためにも、建国以来の「男系継承」の伝統は護らなければならない。
たぶん、そのことをだれよりも痛感されているのが、現在の皇族方である。
たとえば、本年一月十九日の産経新聞は、三笠宮崇仁親王殿下(つまり、昭和天皇の弟さま)とその妃殿下も、「女系天皇」を
認めようとする現在の拙速な皇室典範改正の動きを批判されている、と報じている。
なぜ、皇族トップの方々が反対し、皇室を思う国民ほど反対している「女系天皇」を、首相は強行しようとしているのか?
首相は靖国神社参拝で信念を貫いてきたが、そもそも靖国の英霊たちが、命を捨てて護ったものとは何か?
建国以来の「国体」ではなかったのか。
それを首相自身の手で破壊するのだとしたら、英霊もうかばれまい。
「九仞の功を一簣にかく」という言葉もある。
”首相としての晩節”を全うしてもらうためにも、私は今回の法改正には反対せざるを得ない。
皇學館大学教授 松浦光修
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引用終了
女系天皇論は皇統の断絶を意味します。
男系が絶えて女系の王や皇帝が即位した、新たな別の王朝が誕生したと考えるのが世界の常識です。
それを知ってか知らずか、天皇制廃止を目論んで女系天皇論を唱える人がいますが、これは
日本を破壊する行為です。
小泉純一郎を始めとした新自由主義者が改革とか郵政民営化とか美辞麗句を持ちだして、
自民党を破壊すると言って、実は日本を破壊しました。それ以来日本はどんどん改革や民営化によって
破壊され続けて来ています。そして日本はどんどん貧しくなってきています。
そして、ついには天皇制まで破壊しようとしています。
こんな輩の口車に乗って日本を外国に売り(売国奴と言います)日本を弱体化しようと目論んでいます。
こう言った動きは絶対に封じ込めないといけません。
そもそもこう言った問題は、GHQが宮家の11の宮家を臣下に下した事から由来します。
GHQは日本の2000年以上にわたる皇統を断絶させるために11宮家を臣下に下した(皇籍離脱)のです。
今、残された宮家はみな女性が多くて男性は非常に少ないです。若い皇族の男性は秋篠宮家の長男のみです。
これも、GHQが仕組んだ罠です。11宮家を皇族に復帰させれば、問題は解決します。
だって、GHQの陰謀に寄って皇室から追放されたんだもんね。未来永続的な男系の天皇の存続について
GHQによる破壊工作を破壊しましょう。