蚊は嫌な存在で、何でこんな害ばかりあって役にも立たない生物がいるのか、出来ればこの世から消え去って欲しいと思っていました。しかし・・・
蚊がいなくなると色々と不都合な事が起きるようです。
あまりにも蚊に刺されやすい体質なので、蚊に絶滅してほしいとさえ願ってしまう私ですが、もし蚊が絶滅するとどんな影響があるのか?とググってみました。
本当のところは人間には判らないとは思いますが...。
そんな小さい目玉に味があるのかと思いました。
私が読んだ情報では目玉を集めるのにトンボの糞から取り出すとあった様に記憶していました。
今はググると、蚊を好んで食べる蝙蝠の糞から取り出すとなっていますね。
どちらにしても糞から取り出す(笑)
『中国人は椅子の脚以外の脚のあるもの全てを食す』とも書いてあって、食の探求への執念を感じました。
蚊の目玉は漢方薬でもあるようです。
蚊を絶滅させると、やはり色んな所に影響があるんでしょうね~
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『もしもこの世から「蚊」がいなくなったら?』
By James Jordan
ゴキブリやカメムシと並んで「なんでこの世に存在するのか意味がわからない!」と考えている人が多いかもしれないのが「蚊」の存在。世界でもそんな蚊がこの世から絶滅したらどんな世界になるのかが研究されているのですが、その結論はなかなか複雑なものがあるようです。
Ecology: A world without mosquitoes : Nature News
現在、地球には3500種とも言われる蚊が生息しており、その中の数百種のみが人間の体を刺して血を吸うことがわかっています。蚊はほぼ全ての大陸に生息し、数多くの生態系の中で重要な機能を果たしてきました。アメリカ・ウォータリード陸軍研究所のJittawadee Murphy氏は「蚊は1億年以上も地球に生息しており、非常に多くの種とともに進化を遂げてきた」と語り、生態系の一端を担う蚊が一掃されてしまうと、蚊を食糧とする生き物の生態が脅かされ、また一方では花粉を媒介してもらっていた植物が絶滅してしまうことも考え得ることといえます。
By fs999
しかし、科学者の多くはこの世から蚊がいなくなることが環境に与える影響について「一時的な影響は受けるもののすぐに他の生物によって埋め合わされ、しかもよい結果を招くことになるだろう」と考えています。その影響については、「駆除することによる不都合点が見つからない」とするイリノイ州立大学のSteven Juliano氏や、「より安全な世界になり、人類にとって顕著なものとなるだろう」とするブラジル・サンタカタリーナ連邦大学のCarlos Brisola Marcondes氏のような意見が存在しています。
By USGS Bee Inventory and Monitoring Lab
そのような蚊を駆逐せずに生かしておく必要性は、人間に対するメリットがあるか否かによって決定づけられることになります。蚊の一種であるヌカカに刺されると、皮膚が水ぶくれを起こすことがあり、さらには病原菌を媒介することもあるために、駆除の対象としてしまいたくなるものですが、一方でヌカカはカカオの花粉を運ぶ生き物でもあります。仮にヌカカを撲滅すると、その結果、世界からはチョコレートが姿を消すことになってしまうとも考えられるのです。
By Thomas
しかしこのような観点は限定的ともみられます。アメリカ疾病予防管理センターの医療虫学者のJanet McAllister氏は「もし蚊によって人間が利益を得ているとすれば、その利益を享受するために蚊を利用する事を考えたでしょう。しかし、これまで人間が蚊に求めてきたことといえば『あっちいけ』ということぐらいしかありません」と語り、蚊の人間に対するメリットの低さを示します。
これらの意見を総合すると、究極のところ蚊が他の生物よりも秀でている能力とは、「ある生き物を刺して血を吸い取ること、そしてさらに別の生き物を刺して、病原菌を広げるということ」に尽きるのかもしれません。
By Eileen Delhi
また、人々が健康に暮らせることによるメリットよりも、人口増加によるコスト増加による弊害がそれを上回るという見解が存在していることも事実です。米国蚊防除協会のJoe Conlon氏は「仮に明日この世から蚊がいなくなったとしても、自然のエコシステムは少し『しゃっくり』をするだけで再び元通りに戻ろうとするでしょう。その時には、前よりも良い事か悪い事のどちらかが起こることになります」と語っています。
By Nathan Proudlove