NEW HISTORYの前るマガより
--------------------------------------------------------------------
皆さん、こんにちは。
NEW HISTORY事務局の
加藤智子(かとう・ともこ)です。
先週までのメルマガでは、
高知大学名誉教授の福地惇(ふくち・あつし)先生に、
・「戦後GHQが『焚書』をした本当の目的は
"ユダヤ研究"だった?」
・「GHQは日本を完全に支配するために
『ユダヤ研究』を抹消した?!」
という興味深いテーマで
お話をしていただきました。
ここまで話を聞くと、、、
そこまでGHQが隠したかった
戦前日本のユダヤ研究とは
一体どんな内容だったのか?
どんな人たちが研究していたのか?
このように「疑問」に感じた方も
いたのではないかと思います。
そこで、本日のメルマガでは、
「戦前の日本人研究者によるユダヤ研究」
について、
実際にユダヤ研究をおこなっていた
日本人に着目して、ご紹介したいと思います。
戦前の日本人達はこんなところまで
見抜いていたのか…?!
ときっと驚くと思います。
ぜひ最後までお楽しみください。
===
<戦前ユダヤ研究の第一人者>
From:福地 惇(高知大学名誉教授)
戦前、ユダヤ研究の第一人者として、
四王天延孝(しおうでん・のぶたか)
という人がいました。
陸軍中将まで務めた軍人で、
日露戦争に従軍。
第二次大戦では観察武官として
フランス軍に従軍し、
帰国後は、
国際連盟陸軍代表まで務めた人です。
一方で、戦前日本における
ユダヤ問題研究の権威であり、
世界的に著名な研究者
でもありました。
著書に、「四王天延孝回顧録」
「ユダヤ思想及運動」などがあります。
彼は著書の中にこのような言葉を
書き残しています。
「私がユダヤ人問題の研究に着手したのは
第一次世界大戦中からで、
仏軍の中におり仏国のユダヤ人
アンドレ・スピール著「猶太人と大戦」から
啓蒙せられる所すこぶる多かったのである。
またシベリア事変中は主として
ハルピンに駐在して職務上毎月、
過激派・反過激派のロシア人と接触し、
過激派の大部がユダヤ人で
反過激派が純ロシア人であることを目のあたり体験し、
終には意を決してユダヤの家庭に下宿し、
彼等のお寺に出入し、
彼等の雰囲気の中に入って研究し始めたのである。
ドイツの今日の挙国一致体制が確立した一面の理由は、
ユダヤに関する知識を充分に取り入れたことにあると思う」
このように、実際にユダヤ人たちと
深く関わった四王天は、
・フランス革命
・ロシア革命
・第一次世界大戦
・満州事変
・第二次世界大戦
これらを裏で操ったのは"ユダヤ勢力"だと
戦前の時点で考えていました。
しかし、このように、
当時の"ユダヤ"による世界支配を見抜いていたのは、
四王天だけではありません。
<日本人研究者が見抜いた"大戦の黒幕">
彼のほかにも、
満州でユダヤ人を救出した
安江仙弘(やすえ・のりひろ)大佐や
外交官・白鳥敏夫(しらとり・としお)、
増田正雄(ますだ・まさお)など、
政府中枢に近い研究者も多くいました。
・第一次世界大戦で莫大な利益を得た勢力
・日中戦争の裏で暗躍した欧州財閥
・満州事変を引き起こした黒幕
など、、、日本に迫り来る
"ユダヤの脅威"に警鐘を鳴らしていたのです。
しかし、戦後、
彼ら研究者たちは、
GHQによって逮捕・投獄・追放など、、、
戦後の日本社会から密かに消されてしまいます。
四王天は、終戦後の1945年12月、
A級戦犯容疑で逮捕、
ほかにも研究者の中には
行方がわからなくなった者もいたようです。
そして、戦後80年近くたった
現在を生きる私たち日本人は、
先人達が警告した"ユダヤの脅威"の存在を
知ることすらできなくなってしまいました。
- 高知大学名誉教授 福地 惇
***
いかがでしたか?
来週以降も福地先生からのメルマガをご案内します。
ぜひお楽しみに!