tarobee8のブログ(戯言)

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防衛増税を許すな

経世済民メルマガより

 


三橋貴明の「新」経世済民新聞』
 2022年12月17日

 防衛増税を許すな!

 From 三橋貴明 @ブログ

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※このメルマガは12月10日の
 ブログより引用しています。

財務省への攻勢が相次いだ2022年
だが、まだ勝っていない
[三橋TV第639回]三橋貴明高家望愛


https://youtu.be/g4gM9zR5qHI


 改めて、経済のデフレ化のプロセス。
 経済がバブル化し、
人々が「借金をして、
資産を値上がり益目的で買う」投機

繰り返されます。
結果、各経済主体は
資産と負債が膨れ上がっていく。


 日本のバブル期、
ゴルフ会員権の全国平均価格が
4200万円に達しました。

みな、4200万円払っても
ゴルフをしたかったのでしょうか?


 違いますよね。
価格が上がっていくのを見て、
皆が「カネを借りて、買った」結果、
価格が上がったのです。


 現在、ゴルフ会員権バブルは崩壊し、
平均価格100万円くらいです。
問題は、資産であるゴルフ会員権の価格が
4200万円から100万円に暴落しても、
それを買うために借りた銀行からの
4200万円の借金は消えない、

という点です。


 というわけで、バブルが崩壊すると、
我々は借金返済に走ります。
借金返済は消費でも投資でもありません。
つまりは、借金返済は
GDP(需要)にならないのです。



 バブルが崩壊し、
需要が減っているタイミングで、
政府が増税や政府支出削減といった
緊縮財政に走ると、さらに需要が減る。



 需要が減るとは、
客が消えるという意味です。
生産者は生産は可能であるものの、
客がいない。
結果、価格を下げていくのです。


 つまりは、
デフレーションとは
Deflate(しぼむ)の名詞形。
需要が萎んでいく経済現象
なのです。


 物価は、輸入物価上昇や
消費税増税により、
需要と無関係に上昇します。

デフレーション(総需要不足)と
コストプッシュ型インフレは両立するのです。


 というか、実際に現在の日本で
両立しているのです。


 だからこそ、
デフレギャップ(需要不足)が
拡大している反対側で、
消費者物価が上がるという、
一見、矛盾した現象が
出ているのでございます。


もっとも、デフレ化の過程や、
デフレが「総需要の不足」であると
理解できれば、
別に難しい話でも何でもない。



http://mtdata.jp/data_81.html#CPI


 二十一世紀に入って以降、
日本のインフレ率が上がったのは三回。
2008年、2014年、そして2022年です。


 2008年(※資源バブル)と2022年は、
輸入物価上昇に起因する
コストプッシュ型インフレ。
2014年は、もちろん消費税増税です。



 二十一世紀に入って以降、
日本は「デフレギャップが小さめに出る」
内閣府の統計ですら、
ほぼ一貫してデフレギャップ
(総需要不足)の状況が続いています。



http://mtdata.jp/data_82.html#GAP


 それにもかかわらず、
08年、14年、22年と、
消費者物価は上がった。
需要が不足しているにもかかわらず、
物価が上がる。物価の上昇には、
「デマンドプル(需要牽引)型インフレ」
 と、
「コストプッシュ型インフレ」
 の二つがあることを理解すれば、
別に矛盾は生じないのです。


 コストプッシュ型インフレだ!
デフレ脱却だ~っ!
 などと、主張しているおバカさんたちは、
消費者物価が上がっているにもかかわらず、
(小さめに出る)内閣府の統計ですら、
デフレギャップ(需給ギャップのマイナス)が
継続している現実を説明してみなさい。



 おパかさんたちには、
無意味に人生を費やさせておくとして、
とりあえず日本の需要不足が
終わっていない以上、
政府がやってはいけない政策は
「緊縮財政」、特に、増税です。



「火事場泥棒だ」 自民、
1兆円超増税で紛糾 防衛費増額

  自民党は9日の政調全体会議で、
 防衛力の抜本的な強化に向けた
 防衛費増額の財源について議論した。


 岸田文雄首相は令和9年度以降は
 1兆円強を増税で賄い、
 与党税制調査会で税目や施行時期を
 検討する方針を示しているが、
 9日の会議は2時間以上に及び、
 発言者のうち7割超が増税
 決めることに反対の意見を述べ、紛糾した。


  党本部9階で開かれた会議では
 55人の議員が発言し、
 「バカヤロー!」という怒声が階下に
 聞こえるほど白熱した。
 松本洋平政調副会長によると、
 約40人が増税に異を唱え、
 十数人が増税を容認する意見を
 表明したという。(後略)』


 三橋TVでも解説していますが、
「真綿で首を絞められる」
物価下落の局面が終わり、
現在はピアノ線で首を絞められるような
コストプッシュ型インフレによる
実質賃金の下落、
可処分所得の減少に
苦しめられているのが日本国民
です。


この状況で、
国民の所得を奪い取ろうとする
増税」を検討する時点で
頭がおかしいわけですが、財務省が、
「首相指示」
 という必殺技というか裏技を用いて
増税に持ち込もうとしたところ、
自民党国会議員が猛反発し、
大変な事態になっています。


 そもそも、政調で国会議員が
「怒る」だけで予算が4兆円増える国で、
何が悲しくて「防衛税1兆円増税」など
やらなければならないのでしょうか。
もちろん、財務官僚の出世のためです。


 この辺りの絡繰りが、
ついに与党の国会議員たちにも
知れ渡ってきた。
防衛税導入には、
「立法」が必要になるため、
与党議員が反対したら、
それでジ・エンドです。


 皆様、是非とも地元の与党議員の
事務所に電話をし、
増税に賛成したら許さない」と
「繰り返し」意見を伝えてください。



 ついでに、先日、
福井一区で講演をしましたが、
なぜ日本がここまで凋落したのか、
貴方たちが選んだ稲田朋美
主犯の一人である
と説明しました。


その稲田朋美ですが、
今回の防衛税の議論でも、
「広く薄く、国民が防衛を考える意味でも
増税という選択肢は
避けて通るべきではない」
稲田朋美元防衛相)
 と、防衛増税に賛成していますよ。


 さあ、福井一区の皆さん、どうします?
 ちなみに、稲田朋美は、
わたくしが公式に三橋TVにご招待し、
出演と議論を求めたにもかかわらず、
「怖いから」という理由で
辞退されたヘタレ議員
でございます。


稲田朋美 東京事務所
TEL:03-3508-7035

稲田朋美 福井事務所
TEL:0776-22-0510


 こんなヘタレ議員たちにより、
日本国の緊縮財政は続き、
我が国の凋落は止まらず、
やがては中国の属国になるわけです。
 許せます?


/// 事務局より ///


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タイトルは
「2023年日本経済最悪のシナリオ」
〜インレフと円安で日本が滅びる


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画像

2023年は最悪の年になるかもしれません、、、
なぜなら、あまりに理不尽な状況が
重なっているからです。

・10年は増税はしないと言った岸田総理が
 国民に防衛増税を行うと宣言しました、、、

・物価高に多くの国民が苦しんでいるなか、
 来年の4月からさらに
 電気料金が上がることが決定しました、、

・事実上の増税である、「インボイス制度」が
 ついに来年から始まります、、、


危機はこれだけではありません。
中国の侵略リスクは日に日に増大していますし、
今後30年以内に70%の確率で起きると
言われている大型地震に対して、
日本政府は全くといっていいほど
防災予算・対策をたてていません。


こうした危機を憂い、
日本の今の経済分析や
未来に向けてどう行動すべきかを
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