本日、11月15日は七五三の日です。
七五三というと、
男の子は数えで3歳と5歳、
女の子は3歳と7歳の年に、
その成長をお祝いする行事ですよね。
でも、なぜ3歳、5歳、7歳で
お祝いをするのか、ご存じですか?
「七つ前は神のうち」
日本全国のお祭りや伝承を研究した
民俗学者・柳田國男(やなぎだ・くにお)は
このような言葉を残しました。
つまり、7歳になるまで、
子どもたちは神様のものだという意味。
昔は、子どもの死亡率が非常に高く、
7歳になるまでになくなってしまう子も
多かったそうです。
そのような節目に、
子どもたちの健やかな成長を祝い、
「健康に長生きできますように」と
と祈願しました。
医療が発達した現代でも、
子どもの成長を祝う親心に変わりはなく、
「七五三」というかたちで
受け継がれてきたのです。
七五三や、地域の伝承など、
普通の人々の歴史を研究した
民俗学者・柳田國男。
代表作「遠野物語」をはじめ、
87歳で亡くなるまで、
数多くの本を発表しました。